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スペイン 〜another sky〜


「アナザースカイ」という番組があります。

アナザーは「別の」や「もう一つの」、スカイは「空」。

「アナザースカイ」という番組名に

「第二の故郷」という意味を込めたように思います。

ステキな題名です。


とても印象に残る言い方なのですが、

英語圏では「第二の故郷」のことを

このようには表現しないそうです。

でも、とてもいい言葉です。

この番組的な意味で使わせていただきます。


私にとってのアナザースカイはスペイン。

20年近く前に、3年間暮らした国。


スペインのこと、

残念ながら、もう忘れていることも多いです。

記憶って、いつまでも残らず、

他のことで上書きされ続けるものかもしれません。




アナザースカイ。


何度か訪れた古都トレドは、

イスラム教、ユダヤ教、キリスト教、

それぞれの文化が交錯した地で、世界遺産に登録された都市。


今、記憶に残るのは、トレド大聖堂。

スペイン三大聖堂の一つと言われている。

1200年代に建設が始まり、1493年に完成。

欧州の大きな聖堂の建設期間が数百年に及ぶのは

驚くべきことではないよう。

聖書の様々な場面を表現した黄金色の祭壇は、圧巻。


この古都で活躍した画家が、エル・グレコ。

徳川家康と同じ時期に生きた。

トレド大聖堂やトレドの美術館・教会で

作品を見ることができる。

赤・黄の使い方や、

細長く描かれた人体に目を奪われる。


日本でもエル・グレコの作品は見られる。

大原美術館(岡山)と国立西洋美術館(東京)、

この二館のみで。




アナザースカイ。


アフリカ大陸の左側(西側)、

大西洋上にカナリア諸島があります。

7つの島からなります。

イベリア半島から離れていますが、

この島々はスペイン領です。


かつて、この島々の中に日本人学校がありました。

日本の遠洋漁業の

重要な港があったからのようです。

世界各地で

日本人が活躍していたことが想像できます。


カナリア諸島の中で一番大きい島は、テネリフェ島です。

この島にスペインで一番高い山があります。

テイデ山です。

標高が3,718mですので、

3,776mの富士山より少し低い山です。


ロープウェイを使って

3,555mまで行くことができます。

この小さな絵タイルを見ると

テイデ山頂上付近の

ゴロゴロとした火山岩と冷たい空気を思い出します。

遠くまで、よくもまあ行ったものです。



アナザースカイ。


マドリードの南にアランフェスがある。

ここでは、「アランフェス協奏曲」第2楽章の

あの有名な旋律があちらこちらで流れている。


アランフェスから少しだけ足を伸ばして

チンチョンという町へ行く。

小さな町、素朴な町。

私のガイドブックでは見開き1ページ分の情報しかない。


この町の中心はマヨール広場。

その広場を囲むレストランやお店は

日本風に表現すると昭和っぽい。

あるレストランで

「ソパ・デ・アホ」(ニンニクのスープ)をいただく。

微かに味が思い出に残っている。




アナザースカイ。


スペイン滞在中、2回訪れたグラナダ。

1回目は車で、2回目は飛行機で。

車で行った時は、ホテルを探している間、

駐車禁止に気付かず車を停め、罰金を払った。

そんな思い出もある。


グラナダはアルハンブラ宮殿が有名だ。

チケットと日本語の案内本を買い、

広い宮殿の中を歩いた。

見どころが多い。


アルバイシンという地区に移動。

坂道を登り、

アルハンブラ宮殿を一望できる丘に到着。

夕陽の時間帯の眺めが最高らしいが、

残念ながら夕陽には早い。

でも来てよかった。


ヨーロッパに居て

ヨーロッパぽくない雰囲気を十分楽しんだ。

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