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ピアノの話〜鍵盤の数〜

ピアノの鍵盤

ピアノの原型を発明したのは、イタリアの楽器製作家クリストフォリです。

1700年前後のようです。

クリストフォリの作った楽器が3台現存しています。

その内の一台、メトロポリタン美術館(NY)にあるものは

鍵盤が54鍵あるそうです。


クリストフォリの発明以後、ピアノは鍵盤数を増やしていきます。


ベートーヴェンのピアノソナタ、「ワルトシュタイン」「熱情」ができたのは

鍵盤数が68鍵に増えたことがきっかけとも言われています。


ピアノの詩人・ショパンや、ピアノの魔術師・リストの時代には、

鍵盤数が82鍵まで増大しました。


1900年前後に作られたピアノは85鍵と88鍵が混じっているようです。

現在のピアノは88鍵が標準となっています。


キーボード

電気製品の量販店で電子キーボードを見かけるとつい触ってしまいます。


これらのキーボード、鍵盤の数は61鍵のものが多いようです。

現代のピアノは標準の鍵盤数が88鍵ですので、2/3ほどの鍵盤数になります。


これらのキーボードはピアノに加え、

オルガンやチェンバロなどの鍵盤楽器や弦楽器・管楽器など、

いろいろな音色で弾くことができます。

木琴・鉄琴の音色も出せるほか、複数の打楽器の音が同時に出て、

様々なリズムを奏でる機能もあります。


鍵盤数はピアノほど多くはありませんが、

ピアノではできないことができるのでアイデア次第で面白い演奏ができそうです。


モーツァルトの所有したピアノが生地ザルツブルクにあるそうですが、

その鍵盤数は61鍵です。


モーツアルトが現代のキーボードを使ったならどのように駆使したのか・・・。

モーツアルトが目を輝かせて弾く姿を想像してしまいます。


ベーゼンドルファーインペリアル

ピアニストがコンサートで使うピアノ、

学校の体育館や音楽室にあるピアノ、

家庭用として普及しているピアノ。

これらのピアノの鍵盤数はほとんどが88鍵です。


1700年前後に楽器製作家クリストフォリがピアノを発明してから

鍵盤の数は30鍵以上も増え、

88鍵が鍵盤数の標準となっています。


88鍵より多いピアノがあります。

有名なものはインペリアル(皇帝)と名付けられた97鍵のピアノです。

88鍵のピアノの最低音より9鍵も低い音が足されています。

最高音は同じです。


ピアニストもピアノ学習者も普段使っているピアノは88鍵ですから、

97鍵あるピアノで演奏するとうっかり弾いてしまいそうです。

ですので、その足された9鍵を全て黒色にして区別をしています。

(黒色ではなく、9鍵にカバーがしてある古いインペリアルを見たことがあります。)


三条市のまちやまに1930年に作られたピアノがあります。

このピアノの鍵盤数は標準数より2鍵多く、90鍵です。


起き上がり小法師

ピアノの鍵盤を弾くとピアノの振動が空気に伝わります。

その空気が振動して私たちの鼓膜を震わせるのでピアノの音が聴こえます。


オシロスコープという装置で振動が波の形になっているのを見たことがあります。

この波(振動)の回数で音の高さが変わります。

1秒間に繰り返される振動の数が音の高さの単位(ヘルツ)です。

数字が大きいほど高い音です。中学校の理科の授業で習いますね。


学校や人間ドックで行う聴力検査では振動数の違う2音を用いて検査しています。

1000ヘルツと4000ヘルツです。


ヒトは約20~20,000ヘルツを聴き取ることができるそうです。

88鍵のピアノでは、最低音は27.5ヘルツだそうです。

ピアノは、ヒトの聴力の限界に迫る低音が出せる楽器です。


ヒトは約20~20,000ヘルツの音を聴き取ることができるそうです。


88鍵ピアノの最高音は4,186ヘルツです。

ですから、ヒトはもっとずっと高い音を聴き取ることができます。

でも、ピアノの鍵盤はこれ以上高音に向かって増えることはないそうです。

それは、ヒトが音程として聴き取れる範囲が4,000ヘルツ程度までだからです。


鍵盤を高音方向に89鍵・90鍵・91鍵・・・と増やしても

その鍵盤から出る音はノイズのように聴こえるようです。


ピアノは、88の鍵盤でヒトが音程を聴き分けられる範囲をカバーしています。

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