top of page

"Gutti’s Piano Room"のブログ
検索


ピアノ、楽譜、そしていつもの……
楽譜への書き込みは、 2.0mmのシャープペンシルで。 0.5mmよりも、 紙にそっと寄り添ってくれるような優しさがある。 もちろん、消しゴムも忘れずに。 大切な箇所は、 フリクションの蛍光ペンでマーキングする。 引き直しができる安心感のおかげで、 躊躇なく色が付けられる。 ただし、色数は最小限に。 欲張ると、譜面がチカチカしてしまうから。 メトロノームは、 やはり電子式を選ぶ。 淡々と刻まれる電子音が 集中力を高めてくれる。 ゆっくりのテンポで弾いても、 メトロノームとの一体感を感じてきたら、 練習が良い方向に進んでいる証拠だ。 そして、反復練習の必需品はおはじき。 目標の数だけお皿に乗せ、 一回弾くごとに出していく。 ストイックに反復を積み重ねるこの時間は、 曲と私を近づけてくれる、 かけがえのない儀式だ。
4 日前


世界ピアノデーと調律の日。そして、日本の音を磨いた先駆者の情熱
数字に導かれたピアノの祝祭、二つのピアノ記念日 3月末から4月初めにかけて、 ピアノにまつわる記念日が二つ続くのをご存知ですか? 一つは、3月29日の「世界ピアノデー」。 ピアノという楽器を祝い、その音楽の喜びを世界中で分かち合う日です。 ピアノの鍵盤数88鍵にちなみ、 1月1日から数えて88日目が記念日とされました。 (閏年は3月28日になります。) もう一つは、4月4日の「ピアノ調律の日」。 美しい音色を支える調律の技術や普及を願って制定されました。 日付の決め手は、ピアノの調律に欠かせない「基準音」にあります。 基準となる「ラ(A)」の音の周波数は440Hzと国際的に定められています。 この「440」の数字にちなんで4月4日となりました。 「ピアノ調律の日」は、1993年に国際ピアノ技術者協会によって制定されました。 この日にちなんで、日本ピアノ調律師協会では 毎年「よんよんコンサート」を全国で開催しています。 調律師の方々が心を込めて整えたピアノの音色を、 間近で楽しめる貴重な機会となっています。 「世界ピアノデー」は2015年提唱
3月27日


金と銀と銅と。大屋根を開けた景色。
グランドピアノには大きな蓋があります。 この蓋は大屋根と呼ばれています。 普段は閉められていることの多い大屋根ですが、 コンサートでは開けられているので ピアノの中を見ることはできます。 大屋根を開けると 金色のフレーム、銀や銅の色をした弦が 目に入ってきます。 ピアノの中はキラキラしています。 外見も中身も美しいからこそ、 ステキな音が出るのでしょう。 ピアノの弦をよく見てみると、ニ種類あることが分かります。 まずは、銀色の弦に注目してみます。 ヴァイオリンやギターとは異なり 弦の長さは音によって異なっています。 音が高くになるにつれ、弦の長さは短くなっています。 見た目には分かりにくいのですが、 音が高くなるにつれ、弦は細くなっているそうです。 また、一つの音に三本の弦が張ってあることも 注目ポイントです。 怪獣やヒーローが出る特撮映画などで 空中にモノを浮かせるために吊るした線が ピアノ線と呼ばれていましたが、 これはピアノの弦とは違うもののようです。 銀色のピアノ弦に引き続き、銅色のピアノ弦を見てみます。 この弦は、銀色の線に銅の線が巻い
2月15日


54 ≤ 鍵盤の数 ≤ 97
ピアノの原型を発明したのは、イタリアの楽器製作家クリストフォリです。 1700年前後のようです。 クリストフォリの作った楽器が3台現存しています。 その内の一台、メトロポリタン美術館(NY)にあるものは 鍵盤が54鍵あるそうです。 クリストフォリの発明以後、ピアノは鍵盤数を増やしていきます。 ベートーヴェンのピアノソナタ、「ワルトシュタイン」「熱情」ができたのは 鍵盤数が68鍵に増えたことがきっかけとも言われています。 ピアノの詩人・ショパンや、ピアノの魔術師・リストの時代には、 鍵盤数が82鍵まで増大しました。 1900年前後に作られたピアノは85鍵と88鍵が混じっているようです。 現在のピアノは88鍵が標準となっています。 電気製品の量販店で電子キーボードを見かけるとつい触ってしまいます。 これらのキーボード、鍵盤の数は61鍵のものが多いようです。 現代のピアノは標準の鍵盤数が88鍵ですので、2/3ほどの鍵盤数になります。 これらのキーボードはピアノに加え、 オルガンやチェンバロなどの鍵盤楽器や弦楽器・管楽器など、 いろいろな音色で弾くことが
2月2日


鍵盤上のショパン
先日、ショパンのあるマズルカを弾いていて、ふと思ったこと。 ショパンは「ピアノの詩人」と呼ばれ、ピアノ曲の作曲家・ピアニストとしての面が多く語られます。また、たくさんのお弟子さんをもつピアノ教師という一面もありました。 ショパンのお弟子さんたちへの指導の一つに「ミ・ファ♯・ソ♯・ラ♯・シの鍵盤に、1・2・3・4・5の指を順番に置く」というものがありました。短い指(1・5)が白鍵上に、長い指(2・3・4)が黒鍵上にあることになります。この形が最も自然で綺麗であると感じていました。 また、ショパンは次のように言ったとも伝えられています。 「ピアノの場合は、ハ長調による音階練習を始めるのは意味がない。ハ長調は譜読みこそ一番やさしいが、全く支点がないので手を動かすには最も難しい調なのである。例えばロ長調のように、簡単に手が動き、長い指が黒鍵を押さえる調から始めるのが良い。」 ショパン先生は、「人の手や指」「白鍵・黒鍵」、それぞれの特徴を押さえてピアノの指導をしていたのでしょう。 私が弾いていたマズルカは、「ハ長調 Op.24-2」。4ページのこの作
2024年11月3日


まちやまのエラール
三条市元町にある「まちやま」(図書館等複合施設)。 本館1階のカフェ前に1台の大きい木目のピアノがあります。 このピアノは「エラール」。 フランスのエラール社製なのでこう呼ばれます。 エラール社はピアノの歴史を語る上で、最も重要なメーカーの一つです。 ちやまのエラールは1930年(昭和5年)に製造され、 県立三条東高等学校の前身である三条高等女学校創立20周年を祝い、 同窓会が贈ったコンサート用のグランドピアノです。 1982年10月、私の恩師が「三条東高エラール記念演奏」に呼ばれ、 私はその演奏会を聴きに行きました。 その当時、もうピアノは傷んでいて、 主催者の方だと思いますが「このピアノは演奏会で使えるような状態ではない。◯◯先生だからこそ弾けたピアノだった。」というようなことをおっしゃっていた記憶があります。 このピアノは長い時間をかけて修復されました。 修復後には記念演奏会が開かれ、 今、その姿をまちやまで見ることができるようになりました。 見るだけではなく、 希望する人には毎週土日のまちやま開館時に行われる「エラールオープニン
2024年10月27日
bottom of page