スペインの器から見る2つの世界観
- 3 日前
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今、「豆皿」が熱いのだそうです。
テレビの番組で特集をしていて知りました。
作家物の器をリーズナブルに手に入れられたり、
インテリアとして使用できたりするのが
人気の理由のようです。
我が家に二枚の小皿があります。
サッカー柄とバイク柄。
白磁に鮮やかな青で描かれた幾何学的な柄は、
有田焼のようでもあり、
北欧モダンっぽくもあり。
これらは、
スペインの磁器「サルガデロス(Sargadelos)」。
20年ほど前にマドリード三越で購入した
思い出の品です。
プリントでの絵付けではなく、
1点1点職人さんが色をのせていく手仕事。
だからこそ、店頭に並ぶ同じ柄の中から、
店員さんと見比べながら
お気に入りをチョイスしました。
職人さんの手仕事ならではの風合いが愛おしい器です。
料理をのせるのではなく、
今は、アートとして飾って楽しんでいます!

そんなサルガデロスとは真逆の器もあります。
ふらっと立ち寄った
スペインの田舎町で買った小鉢です。
六つあります。
赤土で焼かれた素朴な陶器。
かの有名なタラベラ焼きの流れを汲む
地元の民芸品でしょうか。
黄色やオレンジ・グリーンのカラフルに踊る柄は、
スペインの国章にも描かれている果物「ザクロ(Granada)」です。
手作り風で、大きさや形は不揃い。
柄はさらに不揃い。
店頭で売られていたもの、全て買ってしまいました。
微妙な違いをまったく否定するどころか
「それも人間味だ!」と肯定しているような
大らかさが魅力の器です。
一貫した計算美、都会のサルガデロスと、
その時その場の偶然の産物、田舎町の小鉢と。
スペイン人の生み出す、この愛すべき二つの世界観に
今も魅了されています。

